路上の結末 リハビリ日記 SRへの道程

大腿骨骨折からのリハビリ、そしてSRを目指そうという記録

手術

夜は全く寝た気になれませんでした。

痛みというより、全く動けないので腰とかが痛くなります。 

尿は尿瓶で仰向けのまま何回か処理しました。看護師さんにお願いする事もできたのでしょうが、さすがに…。

本当に長い大晦日でした。


朝になり、予定通り手術は9時過ぎに行われることに。

麻酔担当の先生が色々説明してくれます。

手術は全身麻酔ですが、痛みが強いので局部への麻酔も可能。しかし、神経とかを傷つけてしまう場合があり、後遺症が残ることもあるのでどうしますか?と。

麻酔しても殆どそんな事はないのでしょうが、それは拒否しました。

でも、そんなに痛いのか?ちょっとビビります。まあ、筋肉切って、骨に杭を打ち込むわけですから、そりゃ痛いですよね。


いよいよ手術室へ。

仰向けに寝ているので全く廻りは見えず、天井のみ。

催眠誘導剤です、とマスクをあてられ呼吸します。

「眠くならないな…」


ポンポンッ(肩を叩かれる音)

目が覚める。

「〇〇さん、終わりましたよ」


「え〜っ!」

凄いです。

いつ落ちたのかもわからないうちに、気がついたら手術終わってました。

痛みもありません。

多分時間にして2時間くらいは経っていたと思います。

口に入れられていた色んな管を取られ、酸素マスクを当てられます。そのまま病室へ。

病室のベッドに移されても、もう脚は痛くありませんでした。

そのまま4時間安静に、水分もとってはダメ、との事。意識はハッキリしていたと思いますが、少々ボンヤリしてたのかな。

そういえば、いつのまにか尿道にも管、通されてました。

ただもう暑いのと、酸素マスクがうざいのと、喉が渇いて仕方ありませんでしたが、なんとか長い長い4時間をたえて、やっと水分をとることができました。

脚には血栓防止の器具が取り付けられ、ほぼ身動きはとれません。

点滴と一緒に痛み止めも入れているせいか、じっとしていれば、痛みはほとんどありませんでした。

ただ、動けないので腰とか痛くなります。

床擦れ防止ということで、看護師さんが身体を動かしてくれるのですが、これが結構辛かった。どんな体勢でもなんか辛い。


その夜は病院で初めての食事。

食欲はしっかりありました。

あとは熱が出ていて辛いというより、とにかく暑い。

尿の心配はカテーテルが入っているので心配ありません。とりあえず便意もなし。

消灯後も寝付けず、1時間起きに目が覚めて、こんなに夜って長かったのか…と思いました。

そういえば、今日は元旦か〜と思いながら。